Board Game Business Expo Japan 2025に出展いたしました

2025年1月18日(土)・19日(日)にインテックス大阪1号館で開催されたBoard Game Business Expo Japan 2025に出展いたしました。

弊社は【A-3】の大型ブースで、一般社団法人REARV様、Pimax Japan様と共同で、VR体験会やVtuberグリーティングイベントを中心に開催。

体験会では4台のVRヘッドマウントディスプレイを使用し、二日間で計115名の方々に体験していただき、大盛況のうちに終了いたしました。

ブースに掲げられた関連サービスのタペストリー
PimaxのVRヘッドセットでVR体験をしている様子

今回のイベントについて、受付業務を中心に行っていたスタッフMさんと、体験会の連絡係とブース全体の説明業務を中心に行っていたスタッフRさんにインタビューを行いました。

インタビュー 現地担当スタッフM、スタッフR

──イベントお疲れ様です。早速質問していきたいと思います。今回のイベントは2回目となりますが、前回との違いなどはありましたか?

M

一番違うのは、前回はバーチャルパーティー単独で出展でしたがREARVさんやPimaxさんと共同での出展で、人員的にかなり余裕がありました。去年と比べて段取りが分かっていたというのもあるのでスムーズに進められたんじゃないかと思います。

R

去年は現地とVRスタッフの連絡係を専用で置いていなかったので、バタバタしたこともあったんですけど、その辺り今回はスムーズにできたんじゃないかと思いますね。

──REARVさんとPimaxさんのお話が出てきましたけどそれぞれの印象を教えてもらってもよろしいですか?

M

まずREARVさんに関しては、アナログゲームとVRをつなぐというのが一番の目的で、目指している点がバーチャルパーティーと同じという点で一致していると感じました。

ブース内にREARVさんの受付もあったのですが、両方の受付とで相互のやり取りや協力が取れたので、よかったと思います。

R

REARVさんの代表とむこさんと話して改めて感じたのは、VRボードゲームというものに対しての熱量ってのがすごいということですね。

VRでボードゲームの世界をひっくり返してやろうという勢いを感じるので、それが刺激になるというか。目指しているのは同じような世界なので、我々も頑張らないとなって思いますね。

──Pimaxさんの方はどうですか?

M

Pimaxさんには主にVR機材の提供でご協力いただいていました。まだVR機器としては世間一般にはPimaxさんのヘッドマウントディスプレイはまだ知られていないようで、そこでMeta Quest3との比較ができたりとかそういった点でもすごくよかったんじゃないかと思います。(※編注 体験会はMeta Quest3とPimax Crystal Lightをそれぞれ2台ずつを使用して開催)

R

前回は当時最新のQuest3という機器で体験会をやってたんですが、その時もQuest2しか持っていない人がQuest3を体験してみたいからと体験しに来ていたことがあって。

今度はその時Quest3を買った人がPimaxの新型だから体験したいって言って来ていて(笑)

──なるほど、その時に合わせて新型の機材が試せる良い機会になったということですね。今回アナログのゲーム中心の展示会でしたが、そこにVRというデジタルのものを持ち込んで、そこにギャップがあったりとか思わぬ反応を得られたりということはありましたか?

M

他のブースと比べて私たちはアナログの物販は行っていなかったので、VR、つまりデジタルな展示だけだと、それに対してギャップをよく感じる人が多かったです。

やっぱりまだまだVRでボードゲームができるという感覚になってなくて、これなんなんですかって感想も多く、感覚的にはこれからだなあと思いましたね。

R

ボドゲのイベントだと思って来たら、急に目の前にヘッドセットをかぶった人が座っていて、そしてモニターにゲームの画面が映っている、という状況ですから、当然目立っていたと思いますし、ギャップもあったと思いますね。

モニタを見ている人に、今、実際に体験しているのがこれ(VR体験会)ですよと教えてあげると大体驚いていました。

例えばプレイヤーが(VR空間で)カードをめくったりひっくり返しているのに対して、大抵の人は普通のゲームの画面だと思って見ているものですから、「今、実際に手を伸ばしてつかんでゲームを遊んでるんですよ」と伝えると、「そんなことができるんですか!」という反応でした。

そういう人の中には、VRというのは想像していたのよりは案外、遊ぶ感触はアナログに近いものなんだと伝わった人もいたんじゃないかと思いますね。

──なるほど、VRの操作だと実際にコントローラーを持った手を動かさないとカードを持ったり、めくったりできないですもんね。

R

そうですね。あと、一番ウケが良かったのは、ゲーム終わったあとに片付けをしなくてもいいんですよってことですね(笑)

──確かに。それは本当にVRの強みですね(笑)

ブースではVtuberさんのグリーティングイベントも行っていましたが、そちらはどうでしたか?

M

非常に反応が良かったです。モニターが去年と比べて大きくなって見やすくなっていたので反応が良くて──特にお子さんに反応が良かったです。

というのもVR体験会は対象年齢が13歳以上ということもあって、VRをやりたいという小さいお子さんにはお断りしていたんですけど、グリーティングの方に誘導してつなげられて良かったと思います。

──体験会だけじゃなくて小さいお子さんでも楽しめる機会があったということですね

R

Monolisというサイネージが入り口の方向に向かって置かれていて、声も結構音量が出ていたのもあって、立ち止まっていく人は結構いましたね。

お話できるって気づいた人は話してくれましたし、そこに気づかない人もいましたけど、会場に入ってきたらいきなりVtuberがいるというのは、インパクトがあり、目立っていたと思います。

──ありがとうございます。それでは最後の質問になりますが、次回やってみたいことがあったら教えてください。

M

これはもう個人的な考えではありますけども、今回来場者は1万人に対してVR体験は100人くらいでした。これは少ないわけではなく、ほぼマックスでこの人数。

となると来場数に比べてキャパがまだまだ少ないと思うので私たちのVRでTRPGやボードゲームができるということをより多くの人に体験してもらえる何かが出来たらなって思います!

R

次は物販で売れるものを用意できたらいいですね。

そこは当然スタッフを増員しなければいけないとも思いますけど、今回は直接販売するものが一つもなかったので。売るものがあると確かに売り上げが立つというのもありますけれど、戦利品報告といって後でSNSで貼ったりするのも拡散力があるじゃないですか。そこでひっかからないんですよね、売るものがないと。

──お二人ともありがとうございました。

グリーティング中の冒険者でぃーさんとポーズ

続きまして代表の細野社長にもインタビューを行いました。

インタビュー 代表取締役 細野海碩

──イベントおつかれさまです。まずお聞きしたいのですが、社長は会場でどんなことをされていたんでしょう。

会場の方では色んなクリエイターの方に挨拶して回ったりとか、新しく興味を持っていただいる方に説明を行ったりを主にしておりました。

──Board Game Business Expo Japan(以下、BGBE)にバーチャルパーティー社が参加された切っ掛けや経緯がございましたらお聞かせいただけますでしょうか。

確かに元々私たちは(イベント出展を)主に関東の方でやっていて。関西でのイベントに出展するのは急にどうしたんだろうって思われる方もいるかもしれないですけど(笑)

弊社で制作しているVRのボードゲームでVRセブンヴァイスというゲームがございまして、こちらの原作をされているクリエイターが妄想ゲームズのH1R0さんとHakataさんという方なんですね。そしてこのBGBEを主催されているのもお二人ということもあって、そこで一緒にVRとボードゲームと盛り上げようと意気投合したという経緯があって参加することとなりました。

──アナログのゲームがほとんどな中に、あえてバーチャルなもので出展するにあたって工夫したところ苦労されたことはありますか。

アナログゲームがメインなところで急にデジタルゲームが出てくるわけですから、そこで皆さんが「おっ」と思って、注目を引けるということは、逆にそれ自体がメリットとなりました。

そこでVRのボードゲームを知ってもらえるということは非常に良かったんですけれど、やはり問題もありまして。

アナログのゲームがメインのイベントということもあって電源やネットを使ったりすることは想定されてないんですね。例えば東京ゲームショウだったりとか、VRの展示会だったら、出展するにあたって電源やネットが最初からオプションに入ってきたりするんですが、私たちはそこを契約するところからスタートしなくてはいけませんでした。それが苦労した点でしたね。

──今回はビジネスの商談の場としても利用できるイベントでしたが、そちらの進展もありましたか?

今回、様々な方々がVRのボードゲームに興味をもっていただけまして、今までの私たちの活動もようやく色々な方に知られ始めたのかなと思いましたね。

色んなボードゲーム制作のサークルや会社の方が私たちのブースに訪れてくださいまして、制作されたボードゲームをVR化できないか問い合わせしていただいたり、こういうVRのボードゲームの体験会そのものがレアであることもあって、別の展示会で体験会してみませんかという話ですとか。色々なビジネスとしてのお誘いも多くありましたね。

──なるほど、商談の場としてもすごくいい機会だったということですね。

その通りですね、流石にビジネスエキスポというだけあって、他の展示会ではこういう(ビジネスの)お問い合わせがあっても、どうしてもそれだけのために時間を費やすということは中々できないですからね。こういうきっかけでできるようになって非常に素晴らしいと思いました。

──今回は共同出展者として一般社団法人REARVとPimax Japanが出展されてましたが、それぞれメリットはありましたか?

はい、そもそもVRのボードゲームというのが単純に一個だけの領域ではないんですよ。VRというからには当然VRに入るためのヘッドマウントディスプレイ、ハードウェア的な要素が必要ですし、そしてその中でプレイヤーが遊ぶコンテンツが必要になってきます。

そしてそこにはコンテンツを提供するためのインフラも存在しておりまして、それらのすべてを私たちだけで解決できるようなものではない。そういう意味で今回は私たちのパートナーとして、ヘッドマウントディスプレイを制作して販売されているPimax様だったり、VRで人気のVRガンナガンやVRブラッドリコールを開発している一般社団法人REARV様だったり、そうした団体・企業様と協力することで、よりはるかにすごい体験を提供することができるんですよね。

Pimax様のヘッドマウントディスプレイなんかは実際手に取って体験してみるのも難しいですしね。そういったことが今回共同出展することで実現できてよかったと思いました。

──なるほど、それぞれがシナジーを得られたということですね。

その通りですね!

──なるほど、ありがとうございます。ではこれが最後の質問になりますが、次回出展するに当たっての課題やチャレンジなどがございましたら教えてください。

今回までは、私たちはそういうことができるということを知らない方向けにVRボードゲームを宣伝するという立場となっていますが、来年はもうVRでボードゲームできるのが当然というようにしていきたい。尚且つ更にもう一歩進んで、制作したVRボードゲームをその場で販売してみたりだとか、さらにもっと進んだアプローチができると嬉しいなと思っています。

──それはすごそうですね。またそれらのアプローチに物販なども含まれておりますか?

その通りですね。もう私たちもこの2年間VRのボードゲームを販売していて数がそろそろ40個近くなってくるんですけど、VRの販売だけではなくて、皆さんが制作されたボードゲームも取り寄せて一緒にブースで販売できると良いなと。

VRだけでなくアナログの、現物のもあるんですよ、というアプローチをできるようになると尚良いなと思っています。

──細野代表ありがとうございました。

弊社の次の展示会出展はゲームマーケット2025春になります。

イベント公式サイトや、弊社公式Xで随時情報発信していきますので、ぜひよろしくお願いいたします。